RSS not configured

漢字の構成というものはとても奥が深いと思ったことはありませんか?それは同じようなカテゴリのものがあれば、同じような漢字になってしまうというなどの理由があるからです。ただ、カテゴリが同じでよく似ている漢字でも、その意味には大きな違いがあるという例があるのもまた漢字の興味深い部分であると思います。さて、そんな同じカテゴリーで漢字そのものも似ているにもかかわらず、大きな違いがあるものの中には鍵と錠があるかもしれません。

一見すると鍵と錠は同じような意味に感じてしまいますよね。なぜなら両方とも鍵という意味で使用することができるからです。唯一違う点といえば、錠の方は使い方によっては英語で表現するところのタブレットという意味がある点でしょうか。ですが、この二つは根本的に違います。というのも、鍵は指でつまんで回すあの小さな鍵の方であり、錠の方はその小さな鍵を入れる穴の方だからです。

鍵と錠という漢字の二つを明確に分ける表現として、一方は鍵、そしてもう一方は錠前という漢字が使われることがあります。錠前となると南京錠などのがっしりと家屋などにかけておくものであるというイメージが湧きますよね。このような点からも、鍵と錠の違いがあるということが理解できるのではないでしょうか。

しかし、鍵と錠は似ているのでその意味が混同してしまうという場合は、鍵にはオスとメスがあり、鍵はオスの方であり錠はメスの方であるというような覚え方をしておくと案外簡単に二つの漢字を使い分けられるようになると思います。

たかが鍵と錠という二つの漢字ですが、その二つの関係性にはこれだけの違いがありました。この知識を得たわけですから、これからは鍵と錠の違いを意識した上でその二つの漢字を使ってみてはいかがでしょうか。日常生活ではそれほど多く使わないかもしれませんが、鍵に関する何かを行わなければならない時にはきっと役に立つはずですよ。