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高級な品物はその値段だけ品質が優れているから安心と考える方は多いかもしれませんが、鍵に関してはこの定説は通用しない場合があります。なぜならば、高い鍵を購入しても鍵穴は簡単に詰まることがあるからです。そのため、鍵穴のメンテナンスなどはやはり定期的に行っておかなければならないと言えますし、またどれだけ鍵にお金をかけてもすぐに詰まるというリスクを意識しておかなければならないとも考えられます。

さて、一般的には高級品ほど不具合が無いはずなのに、なぜ高い鍵でも簡単に鍵穴が詰まることがあるのでしょうか。これは鍵穴の構造が大きく関係しています。鍵穴は当然のことながら鍵を刺す場所であるために、常に外気に触れた状態になっていますので、そのぶん外的な環境因子に左右される可能性が高いのです。そのため、埃などが多い地域、潮風がある地域などは、鍵穴に異物が入ったり錆びてしまったりして詰まってしまうリスクを完全には防ぐことができません。これが高い鍵を購入しても鍵穴が簡単に詰まってしまう理由なのです。

これに加えて、鍵穴は施錠や解錠を行うたびに鍵に付着した微細なゴミが鍵穴の中に落ちて蓄積していくのも大きな特徴です。この微細なゴミが仮に粘着性のあるものであれば、一瞬にして鍵穴内部のシリンダーの動きを鈍らせてしまいますのでその日のうちに鍵穴は詰まるか、もしくはシリンダーが回らなくなってしまうことでしょう。

このような話をすると、高い鍵を購入しても簡単に鍵穴が詰まるのであれば安い鍵を購入する方がいいのではないかという意見が出てきそうですが、安い鍵はその値段相応に詰まりやすいというリスクを持っていますので注意しておいてください。大切なことは、どのような鍵でも簡単に詰まるので日頃のメンテナンスは怠らないようにすること、そしてできることならば一定期間毎に鍵の買い替えや交換を行うようにするのを意識することなのです。