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走るスピードが速いということは、小学生や中学生の時代にかなり重宝される能力でした。それはクラスメイトなどに自慢が出来ること、そして運動能力の高さをアピールできること、さらに言うと動物的な優位性を示せることなどのメリットがあったからです。しかし、大人になるにつれてそれほど走る速さは必要性が少なくなり、それほど生活の中で意識することは少なくなってきたのではないでしょうか?ですが、今一度、その走る速さについて意識をするようにしてみてください。なぜなら、防犯術を考える上で逃げ足が早いことはかなり重要なポイントになってくるからです。

逃げ足が早いとどうなるのかということを考えると、危険を回避することが簡単にできます。よく力自慢の人が暴漢などに立ち向かっていくシーンがドラマやアニメなどでありますが、あれはフィクションの世界だからこそ成立することであり、現実世界では大怪我をしかねません。最悪のケースでは逆上した相手に致命傷を与えられて、命を落とすことすら考えられます。そのため、最大の防犯術とは強靭な肉体や格闘能力をつけることよりも、俊敏な逃げ足を身につけることであると言えるでしょう。

サバンナの野生動物を見てみると、草食動物のシマウマなどは危険を察知すると相手に対して威嚇行為や対決姿勢を見せるのではなく、即座に逃げる行動をとります。その逃げるという行動が即座に行えるように、あの大きく横に広がった目を持っているわけですから、シマウマなどの草食動物は私たちに過酷なサバンナで生き残るためには戦う力よりも逃げる能力が大切であることを教えてくれていると言っても過言ではないかもしれません。

私たちも生活のいたるところで、どのような危険な目に合うかわかりませんので、この足の早さ、特に逃げ足の早さを身につけたいものです。この能力が身につけば、どれだけ体を鍛えるよりも危険を回避する確率は格段に上がります。