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家族が増えたり、恋人ができたりするとどうしても複数の鍵が必要になってきますので合鍵を作るというケースが多いと思います。さて、この合鍵を作る際によく言われているのは、合鍵から合鍵を作ることはあまり良くないというセオリーです。しかし、マスターキーと同じように複製したはずの合鍵なのに、その合鍵から合鍵を作るのは推奨されないというのもおかしい話だと思うでしょう。ですが、これには深い理由があるのです。

ではその深い理由とは一体なんなのでしょうか?それは私たちが合鍵をあまりにも過信しすぎているという点に問題があることに関わってきます。というのも、合鍵はあくまでも複製であることから、マスターキーと全く同じ形状をしているわけではありません。ほんのわずかではありますが、マスターキーと比較してズレなどが生じているのです。このズレが合鍵にはあることから、その合鍵を繰り返して複製していると大きなズレに発展し、マスターキーとは全く違った鍵の形状になってしまい合鍵としての役割を果たさないようになるからです。

実際に合鍵を何度も繰り返そうとすると、鍵屋さんからその点について指摘などがあると思いますが、鍵屋さんが指摘をするのを忘れていたり個人の意向で合鍵から合鍵を無理やり作ろうとしたりすると、使い物にならない鍵を作ってしまいますのである程度自分でも注意をしておくことが大切でしょう。もし使えない合鍵を作ってしまうと、合鍵を作るために必要だった費用が無駄になるだけではなく、使えない合鍵を差し込んだ鍵穴の内部を傷つけてしまうことにも繋がります。

合鍵から合鍵を作るという行為はついつい行ってしまいがちなことですが、鍵屋さんに合鍵を作ってもらいに行かなければならないときは必ずマスターキーを持つようにしましょう。その心がけ一つを行っておくだけで、余計なコストがかかることもなく鍵穴をダメにしてしまうこともなくなります。